今日は、ハロウィーンで、昨夜から、仮装した若者で、賑わっているようです。
アマゾンで売られているコスプレグッズ
そもそも、ハロウィーンは、「秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す行事」なのですが、その意味も知らず、コスプレしても怒られない日とか、仮装して楽しむ日などと勘違いしている人が多いようです。
その一方で、平安時代から、1000年以上も、日本人の間で行われてきた「お月見」を、今年やった家庭は、何軒あるんでしょうか?
「お月見」も、同様に、秋の収穫に感謝する行事で、ハロウィーンと同じ意味を持っているのですが、確かに、我々が子供の頃には、どこにでもあったすすきは、見られなくなっていますし、月見をする風情のある場所も少なくなっていることもありますが、そもそも、お月見の意味さえ知らない日本人が多くなっているのでは?という気がします。
お月見は、元々は、中国の習慣が日本にも入ってきたもので、時代が経って、もともとは、どちらも、里芋をお供えしていたのですが、中国では、「月餅」に、日本では、「お団子」に、お供えするものが変わりましたが、現在まで、長い間続けられている風習です。(日本でも、未だに里芋をお供えしている地方もあるようです。)
食べ物に対する感謝の気持ちを表す行事を、収穫の後に行うという、人間本来が持っている気持ちは、どこの国でも同じだということですね。
しかしながら、私が、報道で見る限り、ハロウィーンを、収穫を感謝する気持ちで行っているような日本人はいないように思います。
行事の意味も知らず、バカみたいにコスプレして、街で騒いで何が楽しいんだろうか?と、おじさんたちには不思議です。
恐らく、ネット市民と言われる、ネットの中では、好き放題やれるが、実社会には出てこれない人たちが、サーバー空間のような気持で仮装して、現実空間で体験をしている現象と捉えると、理解できるのかもしれません。
まぁ、それが悪いとは私は思いませんが、日本人として、1000年以上も掛けて築いてきている、日本古来の風習をお忘れになって、全くなじみのなかった西洋の風習に溺れてしまうのは、いかがなものか?という気はします。
日本の政治家の中には、「日本古来の・・・・・」とか、おっしゃっている割には、「過去は、過去として、未来志向で・・・・」とか、都合の良い時には、「日本古来」になり、相手先が、過去の話を持ち出すと、「未来志向で・・・・」になる方がおられますが、やはり、過去のことは、どこの国の歴史をみても、繰り返されているのですから、よ~~~く理解する必要があると思います。
過去のことですから、今更検証することもできないのですから、自分の主張が正しく、相手の主張が間違っているなどと思わず、双方の主張を理解する必要があると思います。
明後日からは、日韓首脳会談が行われますが、日本の文化の多くのものは、朝鮮を通じて入ってきていて、似た文化を持っている国ですので、お互いの理解を深めるようにしてもらいたいものだと思います。
文化というのは、長い時間を掛けて形成されるものです。ハロウィーンが日本に根付くとは思いませんが、文化は、1度壊してしまうと、再構築するのは難しいものですので、日本が、長い間掛けて、築き上げてきた伝統、文化を大切にしてもらいたいものだと思っています。
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