「小株主を無視して許せない」とか、「今年になって買ったのにがっかり」とかというものが多いのですが、女性的な発想のご意見もおもしろかったです。
男性は、「Yes or No」の発想をしがちですが、「経営陣は、そうめんの量を半分にするとか、別の方法は、考えられなかったのかしら?」というものです。
確かに、鳥越製粉のそうめんの量は多い!実は、我が家では、ひと夏では食べきれていないんです。
「桐箱入りの特製そうめんで、量もたっぷり」、こんなにしていただかなくても、量は半分で、普通の包装で充分だから、優待を残して欲しかったというご意見です。
なるほどな!と思います。今の優待内容は、800円台の株にしては、分不相応の優待ですよね。
さて、今回の優待改悪を分析してみると、経営側の考えていることもわかります。
まず、製粉会社3社で比べて見てみましょう。
日本製粉(2001) 時価総額: 818億円 株主数:14910名
日清製粉(2002) 時価総額:3178億円 株主数:11544名
鳥越製粉(2009) 時価総額: 216億円 株主数:22379名
鳥越製粉が、規模の割りに株主数がかなり多いことがわかると思います。
この数字は、昨年の決算時ですから、6月末時点では、もっと多かったのかもしれません。
東証の1部を確保するには、株主数が4000人必要です。
株主優待制度を、新設した時は、単元株を引き下げて、株主優待制度とセットで、基準の株主数を確保したというわけです。
それが、1年ちょっとで、2万人を超える株主になるとは、経営陣は、思ってもみなかったのではないでしょうか?
通常、これだけ株主数が増えると、株価も上がるのですが、配当が10円ですので、株価は、1000円を超えることが出来ないのです。
配当利回りが、1%未満では、割高と言わざるを得ないからです。
こういった状況で、「今年は、まだまだ株主数が増えるから、株主優待に掛かるコストを負担しきれない」というのが、本音なのでしょう。
しかし、そうだからと言って、たった2年で、状況も変わっていないのに、優待を勝手に変更していいと言うことにはなりません。
変更の理由に、「株主様への公平な利益還元」ということを上げていましたが、100株なら、不公平で、500株なら公平なんて、誰がどう考えても納得できませんよね。説明できるのなら、説明してもらいたいところです。
こういった曖昧な理由を挙げていることも、許せない理由のひとつです。
きちんと株主に、事情を説明し、数々のオプションの中からこうせざるを得なかったと説明してくれれば、まだましですが、まず、小株主に対してお詫びするという態度が全く見られないのが残念です。
株主優待制度は、制度として公表しているものですから、当然、投資の為の判断材料にもなっているわけで、理由もなく「勝手に」変えていいものではないはずです。
「守れない約束はするな!」ということだと思います。
さて、年末が近づいてくると、優待族の間でいつも話題になるのが、タスコシステム(2709)ですが、私は、1年間で、ある程度立ち直れるかと思って、株をホールドしていましたが、今の株価では、優待制度の改悪は必至の状況ですし、廃止も視野に入っていますね。
1株10万円を超える価格で買われている方も、結構いらっしゃると思いますが、ここも、時価総額が50億円にも満たないのに、株主数が46000人を超える企業です。現在は、もっと増えているでしょうから、経営者は、難しい選択を迫られることになりそうです。
はっきり言って、タスコシステムから優待を取ったら何も残らないでしょうから・・・・(笑)
今週の木曜日の株価復活の気配は、金曜日のみらい建設(1792)とマキ製作所(6304)の倒産で、一気に萎んでしまいましたし、週末は、ドル安が進んでいますので、週明けは、苦しい展開が予想されますね。
証券口座おすすめワンポイント | |
口座を開設すると、無料で使える「マーケットスピード」が使いやすい。3ヶ月に1度、取引をすれば、無料が継続。管理人は、マーケットスピードの為に、口座をキープ。 | |


