株券を盗まれれば、現金を盗まれたのと同様に、所有権は、それを持っている人のものでした。ですから、多くの人は、現金同様、タンスや貸金庫に保管していたので、タンス株と呼ばれています。
また、証券会社を通じて買った株は、現物を受け取り、自己管理していました。株券を証券会社に持って行けば、誰の名義の株券でも、売ってくれました。まさに、現物取引だったのです。
取引の方法は、現物取引と信用取引がありますが、何故、今は、株券を見ることが出来なくなっているのに、現物取引と言っているのか、「現物取引」という意味がここにあるわけです。
証券会社が、保護預かりするようになったのも、そんなに遠い昔の話ではありません。しかし、保護預かり制度が出来た後であっても、証券会社に対する信用は薄く、自分で保管している人が多かったのです。
今日の新聞では、タンス株の保有比率NO.1は、奈良県だそうです。上位は、ほとんどが、関西の地方が占めています。
自分の財産は、自分で守るという関西人らしい結果だと思います。
株券のペーパーレス化で、いよいよ、バーチャル化していく株式投資ですが、株券の重みを実感できるのは、やはり、現物の株券を持っている時だと思います。
さて、今日の日経平均は、79円の反落でした。為替相場に連動して、円安になれば上がり、円高になれば下げるという相場が続いています。
相場全体の方向性が、どちらに向いていくのか? 私は、「様子見」の日々です。「休むも相場」は吉とでるか、凶と出るか?

20年前に倒産した「三光汽船」の株券です。この株券は、すでに、現在の株券と同じ、A4版の3分の1程度の大きさですが、その前の株券は、A4版の2分の1くらい、その前の株券は、A4サイズくらいの大きさがありました。


