例年ですと、10〜12月に3月確定の優待制度を発表して、十分周知させる時間があったのに、確定日2週間前になっても、まだ株主優待制度の発表をする企業があります。
そして、ついに、鉄鋼株までが、株主優待制度を設けています。これらの企業は、多くの個人株主がすでにいるので、個人株主を増やす必要はないし、コストが嵩むだけだと思うのですが・・・・・
意図が、良くわかりませんね。各社の優待制度は、下記の通りですが、鉄鋼株と言えば、低位株の代表だったものが、今や、中位株になっていますので、優待族にとっては、魅力は薄いかもしれません。
1.JFEホールディングス(5411) 会社発表はこちら
(1)対象株主様
毎年3月31日の最終の当社株主名簿および実質株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上の株式を保有いただいている株主様を対象といたします。
(2)優待の内容
当社グループ会社「JFEライフ株式会社」にて、生産・販売している無農薬清浄野菜『エコ作』を贈呈いたします。(市価1,000〜1,500円程度相当)
なお、『エコ作』は2004年の日経優秀製品・サービス賞、最優秀賞を受賞するなど好評を博しております。
2.住友金属(5405)
「このほど、新たに、株主の皆様への感謝の気持ちを込めて、プロサッカーチーム 鹿島アントラーズのJ1リーグ戦ホームゲームに株主の皆様をご招待することにしました。今年も3月3日にJリーグが開幕し、熱戦が繰り広げられています。
初回の試みとして、2006年9月30日現在の当社株主名簿上で、5千株以上ご所有いただいております株主の皆様を対象にご案内し、茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市)での前期日程のアントラーズ主催試合のうち7試合に、それぞれ300名、延べ2,100名(ご同伴者含む)の皆様を抽選にてご招待します。」
3.新日鉄(5401)
「2005年度から、年度末(3月末)における1万株以上保有の株主様に当社カレンダーのご送付、5万株以上保有の方には紀尾井ホール(*)における紀尾井シンフォニエッタ東京の定期演奏会へのご招待を始めました。
(*)当社創立20周年記念事業として1995年に建設された(財)新日鐵文化財団の運営によるクラシックと邦楽の音楽専用ホール。紀尾井シンフォニエッタ東京は、紀尾井ホールを拠点に活動するNPO法人の楽団です。」
大手鉄鋼会社は、資産株として長期保有している方を含めて、膨大な数の個人株主がいて、株主数を増やす必要はないように思えます。
通常の株主優待制度を導入する企業は、安定株主の個人株主数を増やしたり、自社の製品に理解を求めたり、優待制度が広告費の一部となるような企業が多いのですが、最近は、事情が少々変わってきているようです。
すでに、個人株主を多く持っている企業では、株主優待制度の導入の目的は、個人株主に、自分の企業は、「こんなことをしている!」ということに関心を持ってもらうための、PR活動にも利用され始めたのだと私は、思っています。
「寄らば大樹」で、いつでも新人が来てくれる時代から、製造業離れが進んで、大手企業でも人材が集まらないのは、自社でやっていることが、世間一般に知られていないことが原因なのではないかと思いはじめたのではないでしょうか?
これからも、M&Aの防衛策のためと、株主数を増やすために、株主優待制度を導入する企業は増えるでしょうが、一方、大手製造業も、社会に自分の会社に関心を持ってもらうために、株主優待制度の導入を考える時代になってきたのかなぁと思うようになってきています。
証券口座おすすめワンポイント | |
銘柄数は少ないが、一般信用で売建て可能。手数料も、少額にやさしく、優待取りには、おすすめの証券口座。管理人のメイン。 | |


